ドル円、なかなか上がりきれない理由
〜為替介入警戒と“9月利上げ説”が市場を揺らしている話〜

こんにちは、まーやんです。
先週の為替市場ですが、ドル円は「上がりそうで上がりきれない」重たい展開が続いていました。
理由としてかなり大きいのが、
「また日本政府が為替介入するんじゃないか?」
という市場の警戒感です。
実際、4月30日に行われたとみられる為替介入は、約5.4兆円規模だった可能性も指摘されています。
5兆円って、もはや個人投資家の「ナンピンしました」とはスケールが違います(笑)
市場としては、
「157円を超えてくると、また何か飛んでくるかも…」
みたいな空気感がかなり強くなっています。
ドル円の重要ポイント
今のドル円で意識されている価格帯はこちら。
- 短期サポート:155.50円付近
- レジスタンス:157.60〜70円付近
- 重要サポート:154〜155円ゾーン
- ここを割ると次は150〜152円付近も視野
さらに、200日移動平均線も155円前後にあり、
「155円を守れるかどうか」
がかなり大事なポイントになっています。
逆に157円台は、介入警戒も含めてかなり重たい印象です。
東京都区部CPIが予想より弱かった
先週もう一つ注目だったのが、東京都区部CPI(消費者物価指数)。
簡単に言うと、
「思ったより物価上がってないやん」
という内容でした。
特に、
- コアCPI
- コアコアCPI
など、日銀が重視している指標が鈍化。
しかも全体的に、
日銀の目標である「2%」
を下回っています。
背景には、
- 保育料無償化
- 家賃上昇の鈍化
なども影響しているようです。
その結果、市場では、
「6月利上げはかなり厳しそう」
「7月も微妙かも」
「本命は9月か?」
という見方が強くなっています。
つまり今は、
“すぐ利上げ”より“様子見モード”
に近い空気ですね。
アメリカ経済はまだ強い…でも不安材料もある
アメリカのISM製造業景況指数は52.7。
予想より少し弱めでしたが、50を超えているので景気自体はまだ底堅い印象です。
ただ中身を見ると少し気になる点もあります。
特に、
- 雇用指数の低下
- 支払価格の急上昇
このあたり。
つまり、
「景気は悪くないけど、物価はまだ高い」
という、なかなか厄介な状態です。
マーケット的には、
「利下げしてほしいけど、インフレが邪魔してる」
という感じですね。
ナスダックは強い。半導体も復活気味
株式市場を見ると、
- ダウ → やや下落
- S&P500 → 小幅安
- ナスダック → 最高値更新
という流れでした。
特に半導体関連が強く、
SOX指数も復活の雰囲気が出ています。
AI関連の期待感は、まだかなり強いですね。
一方で、VIX(恐怖指数)は16台。
市場はそこまでパニックではないですが、
「楽観一色でもない」
そんな微妙な空気感です。
原油は下落、中東リスクは少し後退
原油価格は先週下落しました。
背景としては、
イランがアメリカとの交渉に向けて新たな提案を送った
という報道。
これによって、
「中東情勢が少し落ち着くかも」
という見方が広がりました。
その結果、
- WTI原油
- ブレント原油
ともに下落。
一方でゴールドは大きく動かず、横ばい気味です。
市場全体としては、
「まだ警戒はしてるけど、少し安心感も出てきた」
という感じですね。
今後の注目ポイント
今後のポイントとしては、やはりこの3つ。
① 為替介入が再び入るのか
157円台に近づくと、かなり警戒感が強まりそうです。
特に大型連休中は流動性も低く、
“休日介入”
への警戒も残っています。
② 日銀の利上げ時期
市場は現在、
- 6月 → 後退
- 7月 → 微妙
- 9月 → 本命
という見方が増えています。
今後のCPIや賃金データ次第では、また空気が変わる可能性もあります。
③ 日経平均60,000円を超えられるか
日経平均先物は59,700〜59,800円付近で停滞。
60,000円がかなり意識されている状態です。
ここを突破できるかどうかで、さらに強気相場になるかが変わってきそうです。
まとめ
先週の市場をまとめると、
- 為替介入警戒でドル円は上値が重い
- 東京都区部CPIは弱めで利上げ期待後退
- 米景気は底堅いが、物価高がまだ厄介
- ナスダックや半導体は強い
- 原油は中東リスク後退で下落
という流れでした。
今は、
「円安・株高が続きそうだけど、いつ急変してもおかしくない」
そんな相場環境かなと思います。
特にドル円は、政府の動き一つで空気が変わるので、引き続き慎重に見ていきたいですね。


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