「投稿のネタを探して、ブログを書いて、SNSにも出して……。今日も、やりたいことの半分で一日が終わった。」
一人で情報発信をしていると、作る時間よりも、調べる・整理する・思い出す時間が積み重なります。そんな人に気になる存在が、ChatGPTの「dots(ドッツ)」です。
dotsは、継続して取り組んでほしい仕事を任せられるAIエージェント。相談の続きを覚えておき、会話していない間も仕事を進め、結果や判断が必要な点を持ち帰ります。
この記事では、公式資料をもとに仕組みを整理し、「ブログ・SNSを一人で続けるならどう使う?」という視点で活用案を紹介します。実機での検証レビューではなく、公式情報の解説と筆者の活用提案です。
情報確認日:2026年10月18日。OpenAIの2026年9月29日「DevDay 2026」で紹介された機能です。対象アカウントへ順次提供されており、誰でもすぐ使えるわけではありません。公式発表
dotsとは?「この仕事を気にかけ続けて」と頼めるAI
AIエージェントとは、目的に向けて作業を進めるAIのこと。dotsをイメージするなら、小さな編集部で、調査や進行管理を担当する相棒に近い存在です。
例えば、投稿文を一つ作ってもらうだけでなく、「このテーマの発信を続けたい。材料を整理して、次に何を書くか提案して」と任せる。その後で優先順位を変えたり、新しい資料を渡したりしながら、一緒に仕事を進めます。

dotsにはクラウド上の専用コンピューターとブラウザーがあり、調査や資料作りなどを進められます。クラウド側の仕事は、自分のパソコンを閉じていても続けられます。ただし、自分のパソコン上のファイルやアプリを使う作業では、そのパソコンをオンラインにし、ChatGPTアプリを開いておく必要があります。
出典:OpenAI公式「Connect computers and apps to your dot」
普通のChatGPT・Work・Codexと何が違う?
使い分けは、次のように考えると分かりやすくなります。
| 使うもの | 向いている頼み方 |
|---|---|
| ChatGPTのチャット | 「これを教えて」「文章の案を出して」 |
| ChatGPT Work | 「この調査や資料作成を進めて」 |
| Codex | 「コードを作って、テストして、修正して」 |
| dots | 「この仕事を継続して気にかけ、状況に合わせて次へ進めて」 |
Workにも予定を決めて実行する仕事があります。dotsで注目したいのは、継続的な担当を持ち、途中の変化に合わせて次の手順を考えるという点です。必要に応じてWorkやCodexに仕事を振ることもあります。
出典:OpenAI公式「Meet dots」。表の依頼文は筆者が作成した例です。
ブログ・SNS運営なら、こう使ってみたい3つの場面
ここからは、公式に説明されている調査・文書作成・継続作業をもとにした筆者の活用アイデアです。各サービスへの接続や権限が必要な場合があり、どのSNSも自動操作できるという意味ではありません。
1.ネタ探しから「次に書く候補」までまとめてもらう
新しいAIのニュースを見つけても、「何が変わった?」「初心者にはどう関係する?」と調べているうちに、投稿する時間がなくなることがあります。
そこで、調べるテーマと公式サイトを指定し、記事候補・読者へのメリット・確認した出典をセットで整理してもらう。人はその中から、自分の経験を加えられる題材を選びます。
AI初心者向けの発信を手伝ってください。指定した公式サイトから、ブログの題材になりそうな更新を3件選び、変更点・読者に関係する点・出典URL・発表日をまとめてください。確認できない情報は不明と書き、公開はせず私に見せてください。
うれしいのは、白紙から考え始める負担を減らせること。「今日、何を書こう?」の手前に、判断材料を置いてもらう使い方です。
2.一本の素材を、ブログとSNSで使い分ける
動画の内容メモや取材メモを渡し、ブログの構成、短いSNS投稿、次の動画で話すテーマを準備してもらう。素材を使い回すというより、同じ内容を、それぞれの読者に届く形へ整えるイメージです。
例えば「動画では体験を見せ、ブログでは手順を説明し、SNSでは気付きの一言を届ける」。自分の口調や避けたい表現を伝えて修正していけば、毎回の説明も整理しやすくなります。
この動画メモをもとに、初心者向けブログの見出し案と、X向けの短い投稿案を3つ作ってください。実際に体験していないことは体験談にせず、私の感想を追加する場所も示してください。まず下書きだけ作ってください。
AIが作った原稿には、自分が見たこと・困ったこと・試した結果を加える。このひと手間が、読者にとっての読み応えになります。
3.過去記事と数字を見て、直す順番を考える
ブログは公開してからも手入れが必要です。共有した記事や集計表を材料に、古い説明、分かりづらい見出し、次の記事へ進めない箇所を整理してもらう使い方も考えられます。
アクセスやクリックの数字があるなら、「数字から分かること」と「まだ推測にすぎないこと」を分けてもらうのがポイントです。
この集計表と記事一覧から、改善候補を優先順に3つ提案してください。判断に使った数値と、追加で確かめたい点も書いてください。本文を書き換える前に、変更案を見せてください。
dotsを使えば検索順位や収益が自動で上がる、という話ではありません。改善案を比較し、試した結果を次の作業につなぐ相棒として考えると、使いどころが見えてきます。
最初の依頼は「目的・材料・成果物・確認条件」の4つ
「何でもいいから助けて」よりも、最初は小さな担当を一つ渡すのがおすすめです。

上の4項目をまとめた、コピーして使える例がこちらです。
私のブログで使うAI関連の記事候補を整理する担当になってください。
目的:初心者が実生活や仕事で使えるテーマを見つけること。
材料:これから共有する公式サイトと過去記事。
成果物:記事候補3件、それぞれの読者の悩み、見出し案、出典URLと確認日。
確認条件:下書き作成まで。記事公開・SNS投稿・有料サービスの契約は行わず、判断が必要なら私に確認してください。最初に、できる範囲と追加で必要な情報を教えてください。
定期的に確認してもらいたい場合は、例えば「日本時間(Asia/Tokyo)の毎週月曜9時、4週間」のように、時間・タイムゾーン・期間・通知先を追加します。保存された予定も確認してもらいましょう。接続しただけで、監視や定期実行が始まるわけではありません。
出典:OpenAI公式「Tasks and memory」。依頼文は筆者作成です。
使い始める前に確認:対象プランと始め方
2026年10月18日時点の公式案内では、以下の対象へ順次提供されています。
- Pro 100・Pro 200・Pro 500:18歳以上で、欧州経済領域(EEA)・英国・スイス以外のユーザー。
- Business Premium:世界各地で順次提供。
- Enterprise:世界各地で順次提供。管理者による有効化が必要です。
Plusや無料プランで誰でも利用できる、という案内ではありません。対象プランでも、アカウントへの提供時期は異なります。利用条件を確認するためだけに、急いで契約を変える必要はありません。
対象アカウントにdotsが表示されたら、次の流れで始められます。
- ChatGPTのモバイルアプリ、デスクトップアプリ、またはPCのブラウザーでdotsを開く。
- 名前や見た目を設定する。
- 必要なアプリを接続する。接続は後からでも可能です。
- 最初の仕事を一つ任せ、結果を見て依頼を調整する。
スマホでは最新のChatGPTアプリを使います。モバイルのWebブラウザーは非対応です。
出典:公式「Meet dots」のAccess、公式「Get started with your dot」。提供条件・利用枠は変更される場合があります。
便利に使うために、人が持っておきたいハンドル
最初は、調査・整理・下書きのように結果を見て判断しやすい作業から任せると、得意・不得意をつかみやすくなります。
公式には、アプリの権限や安全上の確認が適用され、活動状況の確認や停止もできると説明されています。ただし、AIの出力に間違いがない保証にはなりません。公開前の事実確認や、引用元のチェックは残しましょう。
「下書きを作って」は「公開してよい」と同じではありません。自分が意図する確認のタイミングを伝えておくと、役割分担がはっきりします。
作業を止めるときも、現在の仕事・別に動いている仕事・定期実行の予定はそれぞれ確認します。電話を切るだけで、依頼済みの作業まで止まるとは限りません。
まーやんが魅力を感じるのは「作りたい」に時間を戻せそうなところ
ブログもSNSも、やりたいことは増えるのに、一日の時間は増えません。ネタを調べるだけで終わる日も、前に何を考えていたか思い出すだけで疲れる日もあります。
私ならdotsに、まず「次の記事の材料整理」を任せてみたいです。調査の続きを受け持ってもらい、その分、自分の体験や言葉を原稿に足す時間を確保する。そういう使い方に魅力を感じます。
最初の一歩は、毎週繰り返している小さな仕事を一つ選ぶこと。「これを一緒に続けてほしい」と伝えられる相棒がいたら、発信を続ける毎日は少し変わるかもしれません。
使えるようになったら、あなたは最初に何を任せてみたいですか?
動画制作にもAIを取り入れたい方は、AIを使った動画編集の進め方もあわせてどうぞ。
本記事はOpenAI公式資料を参照して構成した独自解説です。図解は当ブログ作成の概念図で、公式の画面・キャラクターではありません。活用例は提案であり、各SNSの自動操作や収益向上を保証するものではありません。


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