相場師朗氏は取引手法の名づけもめちゃくちゃ面白い人です
相場師朗氏の投資手法は、テクニカル分析を重視した売買です。
相場師朗氏は、その卓越した投資手法と実績が評価され、多くの書籍を出版しており、セミナー講師としても活躍しています。
また、ラジオNIKKEIのキャスターとして、株式市場の解説なども行っています。
相場師朗氏の投資手法は、初心者から上級者まで幅広い層の投資家に支持されています。
シンプルでありながら、非常に効果的な手法だと思います。
初心者でも実践しやすい手法です。
それではどのような手法なのか見ていきましょう!
下半身・逆下半身
まずは相場師朗氏の代表的なテクニカル手法である「下半身」「逆下半身」についてです。
「下半身」が出現したら買い、「逆下半身」が出現したら売りです。
それでは下半身、逆下半身とは↓
下半身
・5日移動平均線が横ばいか上向きに転じた時に、陽線のローソク足が5日移動平均線をカラダ(実体)半分以上飛び出ている状態のことを指し、買いの勢いが強い状態であると言えるので買いです。
逆下半身
・5日移動平均線が横ばいか下向きに転じた時に、陰線のローソク足が5日移動平均線をカラダ(実体)半分以上下に突き出ている状態を指し、売りの勢いが強い状態であると言えるので売りです。
くちばし・逆くちばし
トレンドが加速するシグナルです。
特にトレンドが大転換する前に出現します。
くちばし
・買いシグナルは、上向きの20日線を、その下にあった上向きの5日線が上に抜けて「くちばし」の形になったとき
逆くちばし
・売りシグナルは、下向きの20日線を、その上にあった下向きの5日線が下に抜けて「逆くちばし」の形になったとき
※ポイントは両方の移動平均線がともに上向き(下向き)というふうに、向きが揃っていること。
5日線が20日線を上抜け(下抜け)してくちばしのように見えるので、このような呼び名になっています。
画像参照↓
くちばし↓
逆くちばし↓
ものわかれ
トレンド継続のサインを示すのが「ものわかれ」
具体的には、「ものわかれ」は、5日移動平均線が20日移動平均線に近づきかけて、
その後交わるかと思いきや交わることなく再び上昇の動きを見せる状態を指します。
この状態が出現した場合、強い上昇の動きを示す可能性があります。
また、「ものわかれ」は下落トレンドの中でも見られ、この場合は売りのサインとなります。
5日移動平均線が20日移動平均線に接近したものの、ぶつかることなく下落していく状態を指します。
この動きが出た後は、株価の下落が続くことが多いため、売りポジションを建てるチャンスと言えます。
押し目買いや戻り売りとの違いは、押し目買いが「下げている間に買う」のに対し、「ものわかれ」は「いったん下げたのに再び上がったところを買う」こと。
この特性により、「ものわかれ」はより強いトレンド継続のサインとなり、精度の高いエントリーが可能となります。
以上のように、「ものわかれ」は相場師朗先生の株式投資手法の一部であり、トレンドの継続を示す重要なサインとなります。
ただし、このサインだけでなく、他の売買サインと組み合わせることで、より精度の高いトレードが可能となります。
買いのものわかれ
売りのものわかれ
N大・逆N大
5日線の形がNや逆Nになったときをシグナルとして売買する。
・買いシグナル「N大」、20日線、5日線ともに同じ方向に下がっていたのに、まず5日線が20日線を上に突き抜け、その後5日線が20日線にいったん近づいたが、再び反転上昇するときのシグナル。
・売りシグナル「逆N大」、20日線、5日線ともに同じ方向に上がっていたのに、まず5日線が20日線を下に突き抜け、その後5日線が20日線にいったん近づいたが、再び反転下落するときのシグナル。
5日線が元の方向に戻りきれずに、再び反発し始めたときが売買のタイミング。
N大
逆N大
高校生タイム
いつ売買しても儲かる「高校生タイム」
「ものわかれ」すらせずに、ずっと5日線と20日線が平行して上昇(下落)するとき。
これが「高校生タイム」です。
上昇中の場合
下落中の場合
相場流、ショットガン投資法とは
相場師朗氏が初心者でも簡単に稼ぐことができると言っているのが「ショットガン投資法」
このショットガン投資法の手順をめちゃくちゃシンプルに解説されていますので記載します。
ショットガン投資法の売買手順
①JPX400のチャートを一つひとつチェックする。
②5日線と20日線が並んで上がっていて、または下がっていて、5日線と20日線が近づきつつある銘柄をリストアップする。
③日々その銘柄の値動きを観察する。
④5日線が20日線に近づき、再び離れていき、5日線に「下半身」の陽線が立ったら買い、「逆下半身」の陰線が立ったら売り。
これだけです。
もちろん、他のシグナルが出ても同様に売買を仕掛けます。
ショットガン投資法の基本戦略
・保有期間は1~7日で決済する「7の法則」
・原則は順張りで短期的な株価の勢いに乗ることだけを心掛ける
・ローソク足の陽線で買い、陽線が続く限り保有、陰線が出たら利益確定
・陽線が続いても終値が前日より低ければ利益確定
ポイントはどれだけシグナルを発見できるかです。
※7の法則とは、
「7の法則」は、上昇あるいは下落というのは7営業日、つまり7本のローソク足しか続かないという法則です。
つまり、一度下がるとしても最大で7日分ぐらいしか下がらず、7日ぐらい下がったら一度上がるというもの。
まとめ
「下半身」「くちばし」「ものわかれ」など、
相場師朗氏の手法の名づけはユニークでとても面白いと思います。
今後、株式のトレードでは今日見てきたテクニカルもチャートから探しだし活用していきたいと思いました!
それでは今後も頑張っていきましょう。
ではまた!
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