先週は12/11~12/15です。
先週の市場動向を見ていきましょう!株価指数の上昇と中央銀行の一週間を振り返ります。さっそく、先週の注目ポイントをチェックしましょう。
株価指数の上昇
米株価指数が続伸し、S&P500株価指数はなんと7週連続の上昇を達成!これは2017年以来の最長連続更新です。
FRBが金利を5.25%から5.50%に据え置いたことで、パウエルFRB議長がインフレ率の低下を早めに認識したことが市場に好意的に受け取られ、楽観的な見方が広がりました。
FRBの「ドット・プロット :金利予測分布図」によれば、2024年には3回の利下げが予想され、これが従来の予想よりも緩和的なスタンスへのシフトを示唆しています。
結果として、ダウは3.07%、S&P500は2.42%、ナスダックは3.40%上昇。
特にNYダウは水曜午後に史上最高値を更新し、FRBのシグナルに対する好反応が見られました。
S&P500週足↓
NYダウ日足↓
USDJPY日足は↓
米国債10年利回り日足もついに4%を割り込みました↓
中央銀行(ECB)(BOE)の一週間
欧州中央銀行(ECB)は金利を据え置き、潜在的なインフレリスクへの懸念を表明。
ECBのラガルド総裁は2%のインフレ目標を達成するために金利を維持することを再確認し、利下げの具体的なスケジュールについては議論されていないことを明らかにしました。
ECBのコメントには慎重さが反映され、ユーロ圏での経済的な課題が続いていることを認めた様子。
直近データによれば、ユーロ圏では景気後退の可能性が示唆され、ドイツとフランスでは企業活動が低下。ユーロ圏GDPも第3四半期にほぼ横ばいとのこと。
ポンドドルは、イングランド銀行(BOE)が金利を5.25%に維持した後、1.28ドル直下で16週間ぶりの高値をマーク。
BOEは3人の政策委員が利上げに賛成し、ベイリー総裁は高いインフレ率に注目し、必要に応じて利上げの可能性があることを示唆しています。
BOEのスタンスはFRBとは対照的で、制限的なものとなりそう。
これが今後数ヶ月のポンド相場をどう動かすか、注目ですね。
EURJPY日足↓
GBPJPY日足↓
EURUSD日足↓
まとめ
先週は株価指数の連続上昇と中央銀行の動きが注目されました。FRBの緩和的なスタンスに対する市場の反応や、ECBとBOEの慎重なコメントが今後のトレンドに影響を与えそうです。引き続き市場を注視し、次の展開に期待しましょう!
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